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ザ・ゾンビーズ / THE ZOMBIES     
   
   
     
    UK EP&LPs   
 
 

 
 UK EP
THE ZOMBIES
Decca DFE8598, 29 Jan.1965
a) Kind Of Girl, Sometimes
b) It's Alright With Me, Summertime
 イギリスでリリースされた唯一のEPは、すべて当時の未発表曲だった。「Summertime」のみファースト・アルバムに収録されている。裏ジャケットに掲載されているメンバーが飛び上がっているおどけた写真は日本で何度もシングル盤のスリーブに使われた。レア度 ☆☆ 
 
 UK LPs
BEGIN HERE
Decca LK4697(mono)
Apr.1965

レア度 ☆☆
お勧め度 ☆☆☆ 
 
sideA
Road Runner
Summertime
I Can't Make Up My Mind
Way I Feel Inside
Work 'N' Play
You've Really Got a Hold on Me
She's Not There
sideB
Sticks and Stones
Can't Nobody Love You
Woman
I Don't Want To Know
I Remember When I Loved Her
What More Can I Do
I Got My Mojo Working
 大ヒット曲「She's Not There」をフィーチュアしたイギリスでのデビュー・アルバムだが、アメリカより3ヶ月遅れでジャケット、内容も異なっている。後にステレオ・ミックスも作られたが、当時はモノラル・ミックスのみで、イギリスではモノラル盤のみでのリリースだった。
 R&Bのカバーと、オリジナル曲(A-3,4,7,B-3,4,5,6)が半々の内容だが、カバーのアレンジも凡庸ではなく、彼らのカラーが色濃く出ていて、オリジナル曲との違和感はない。非常によくまとまった仕上がりになっている。
 オリジナルではシングル・ヒットの「She's Not There」は別格として、どの曲もクオリティが高い。名盤と呼ぶにふさわしいアルバムである。
 
ODESSEY & ORACLE
CBS 63280 (mono)
CBS S63280 (stereo)
19 Apr.1968


レア度 ☆☆
お勧め度 ☆☆☆ 
 
sideA
Care Of Cell 44
A Rose For Emily
Maybe After He's Gone
Beechwood Park
Brief Candles
Hung Up On A Dream
sideB
Changes
I Want Her She Wants Me
This Will Be Our Year
Butcher's Tale
    (Western Front 1914)
Friends Of Mine
Time Of The Season
 ロック史上に燦然と輝く名盤。ザ・ゾンビーズというバンドの集大成というべきアルバムだが、実はコンセプト・アルバムではなく、CBSの要求によりとりためた、楽曲をリミックスして仕上げたアルバムであった。悪く言えば寄せ集めなわけだが、そんな経緯が信じられないぐらいまとまりのある内容になっている。A-1,2,5,6,B-1,3,4,5,6はEMIのアビー・ロード・スタジオで、残りの曲はオリンピック・スタジオで録音された。エンジニアは「サージェント・ペパーズ」を手がけたジェフ・エメリックであった。
 もちろん全曲ホワイトとアージェントによるオリジナル。これほど捨て曲のないアルバムも少ない。針を落とせば美しいメロディーが川の流れのようにあふれ出す。あっという間にラストの「 Time Of The Season」まで聴き入ってしまうのである。I Want Her She Wants Me」はザ・マインドベンダーズがカバーしてシングルとしてリリースした。ジャケットはホワイトの友人テリー・クアークの筆によるイラストだ。
 しかし当時イギリスではまったく話題にならず。正当な評価を受けたのは、発売後かなりたってからのことであった。。
 
   
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