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デイヴ・クラーク・ファイヴ / THE DAVE CLARK FIVE    
   
   
     
    UK 45s   
 
 
 デイブ・クラークはピカデリー、エンバーといたマイナー・レーベルで3枚のシングルをリリースした後、大手のコロムビアとの契約に成功。以降はコロムビアを通してレコードをリリースするようになる。以下リストでレーベル名のないものはすべてコロムビアからのリリース。

BITS AND PIECES以降のシングルのレビューはルーター電子レンジ氏

a) Chaquita (earlier version)
b) In Your Heart

Ember156 Aug.1962

 デイヴ・クラーク・ファイヴの記念すべきデビューシングルはインストゥルメンタル・ナンバーの「チャキータ」だった。グループのマスターを管理していたデイヴ・クラークはマイナーレーベルのエンバーと契約し、このシングルをリリースした。「チャキータ」はデイヴ・クラークとマイク・スミスのオリジナルであるが、明らかに「テキーラ」のパクリ。B面の「イン・ユア・ハート」も凡庸な曲で、ヴォーカルもその後の独特なスミスの粘りのあるものではない。
 
a) First Love
b) I Walk the Line

Picadilly 35088 Dec. 1962
 これまたインスト。2曲とも映画のBGMも使われそうな凡庸なエレキ・インスト。このシングルはデイヴ・クラーク・ファイヴの曲だと知らずに聞いたら、DC5の曲だと気付く人はいないと思う。それほどまでにのちの彼らが打ち出した個性のない曲だ。
 
a) That's What I Said
b) I Knew It All the Time

Picadilly 35500 Feb. 1963
 A面の「電話でサヨナラ」はビートグループの曲というよりもアメリカのアイドル歌手が歌いそうな曲。うがった見方をすればビッグ・ボッパーの「シャンティリィ・レース」のアイディアをいただいたな曲(パクリとまではいわないでおく)。ようやくマイク・スミスのヴォーカルが前面にフィーチュアされている。デイヴ・クラークとマイク・スミスの作品。B面の「僕は何でも知っている」は西部劇のテーマ曲風な作品。女性コーラスも登場している。
 
a) The Mulberry Bush
b) Chaquita (later version)

Columbia DB 7011 Mar. 1963
 メジャーレーベルのコロムビアからの第1弾シングルはこれまた限りなくインストに近い「マルベリー・ブッシュ」だった。しかもB面はエンバーからのデビュー曲である「チャキータ」の焼き直し。このシングルは全くヒットせず、彼らの経歴からも抹殺したかったのであろうか?ベスト盤には一度も収められてことはない。
 
a) Do You Love Me
b) Doo Dah

Columbia DB 7112 Sep. 1963 #30
 彼らの持ち味である強烈なドラムとサックス、キーボードを前面に押し出した最初の曲。これまでの4枚のシングルとは全くサウンド志向が変わっている。オリジナルはアメリカの黒人ヴォーカルグループ コントアーズ。ブライアン・プールとトレメローズもカヴァーしているが、DC5ヴァージョンのほうが圧倒的に聴き応えがある。しかしながらイギリスでヒットしたのはトレメロウズ盤であった。全英30位のヒットを記録。B面の「ドゥー・ダー」はインスト曲に適当な歌詞をつけた感じの曲。
 
 
a) Glad All Over
b) I Know You

Columbia DB 7154 Nov.1963
 エコーがバシバシかかった彼らがいう「ラウドな」サウンドが確立した曲。一説には初期のDC5はジョー・ミークがプロデュースしたといわれているが、この曲を聴けばそれもうなずける。イギリスでは(意外にも)唯一のナンバーワン・ヒットとなり、アメリカでの初ヒットにもなった記念すべき曲だ。クラークとスミスのオリジナル曲。
 
a) Bits And Pieces
b) All of the Time

Columbia DB 7210  Feb 1964
 バスドラムとフット・スタンプ、スネアの 3連打から始まる、 英米でトップ5入り(全英2位)したDC5サウンドの代表曲。観客のフット・スタンプでボールルームの床が抜けると言うことで、フット・ スタンプが禁止されたといういわくがある。クラーク・スミス作。 上記「グラッド・オール・オーバー」の二番煎じ的な評価もあるが、浮かれっぱなしの前曲に比べてタイトにまとまったビート・ナンバーとなっている。ジョー・ミークプロデュースの女性ドラマーで話題になったハニーカムズの「ハブ・アイ・ザ・ライト?」では同じようなドラム・スタイルが使われている。B面は一寸変わったムードのあるビート・ナンバー。
 
 
a) Can't You See That She's Mine
b) Because

Columbia DB 7291 May 1964
 演奏スタイルは違うが、ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」を意識した感じのロックンロール・ナンバー。ランクは 10位と前2作より落ちているが、アメリカでは4位。間奏ではデニス・ペイトンのサックスをフィーチャーしているが、さりげないオルガンとのからみがシャレている。B面はDC5唯一のスタンダード・ポップナンバー。イギリスではB面だが、アメリカでは勿論A面で発売され、 3位。日本でも東京オリンピックのころヒットし、日本における最も有名な曲である。 コードの5度音が半音づつ上がっていくクロマティック・クリシェの響きが哀愁を醸し出している。 A面はクラーク&スミス、B面はクラークの作品。
 
 
 
a) Thinking Of You Baby
b) Whenever You're Around

Columbia DB 7335  Aug. 1964
 タミー・タッカーの「ハイヒール・スニーカーズ」を下敷きにしたようなご機嫌なロックンロール・ナンバー。ヴォーカル 、コーラスともにマイク・ スミスのダブルトラック。因みに、ブリティッシュ・ビートの日本語カヴァー として最も有名な「尾藤いさお」 の『悲しき願い』(アニマルズ)のB面(日本語)にもなっている。バックがDC5と同編成の、実力派のGSであるブルー・コメッツというのも面白い。全英26位の小ヒット。B面は癒し系のスロー・バラードの名曲。A、B面ともMG M映画「クレイジー ・ジャンボリー」で演奏された。 クラーク・スミス作。
a) Any Way You Want It
b) Crying Over You

Columbia DB 7377 Oct. 1964
 クラーク作の、強力なエコー、分厚いサウンド、DC5の魅力が十二分に発揮されたナンバー。この曲をDC5のベストに押す人も多い。後にKISSもカヴァーしているが、迫力は断然DC5が上。DC5の代表曲とも呼べる曲ながら、UKチャートは芳しくない。日本の当時のビートグループ?東京ビートルズの凄い? カヴァー・ヴァージョンもある。イギリスでは25位どまりだった。 B面は厳かな感じのイントロで始まるバラード。
 
 
a) Everybody Knows (I Still Love You)
b) Say You Want Me

Columbia DB 7453  Jan. 1965
 クラーク・デビットソン作の、ロンドンの夕暮れ時を思わせる、バラードタイプの佳曲。ビコーズのようなポピュラリティには欠けるが、起伏のある構成で、耳に、心に残る楽曲である。全英37位。B面は、前記「エニー・ウェイ・・・」のイントロを借りた、 アップテンポのナンバー。緊迫感の1分44秒、エンディングのマイク・スミスのシャウトが冴える
 
a) Reelin' And Rockin'
b) Little Bitty Pretty One

Columbia DB 7503 Mar. 1965
 雷鳴のようなイントロが印象的なチャック・ベリーのカヴァー・ナンバー。DC5の代表曲に上げられるほど出来は良い。同時期、ビートルズも同じくチャック・ベリーの「ロックンロールミュージック」をヒットさせていたが(日本のみ)劣らない出来(迫力では勝る) 。24位のヒット。B面はボビー・デイの カヴァー。後に同じくデイのカヴァー曲でUSチャート No.1を獲得するが、これも迫力ある出来になっている。
 
a) Come Home
b) Mighty Good Loving

Columbia DB 7580 May 1965
 リック・ハクスレーのベースがリードする、心に染み入るようなR&B風バラード。R&B風でありながら、どこかブラック・フィーリングとは違う、独特のDC5のバラードに仕上がっている。英米共にTOP20に入るヒット(全英13位)。B面ジャージーなムードのポップ・ロックナンバー。クラーク・スミス作。
 
 
a) Catch Us If You Can
b) Move On

Columbia DB7625 July 1965
 DC5主演の映画「5人の週末 Catch Us If You Can-(USタイトル Having A Wild Weekend)」のタイトル・ ソング。フィンガー・スナップ、デイブのクラッシュ・ドラム、間奏のハーモニカが印象的な、つい鼻歌でも出そうな覚え安いメロディーのポップス。米英でトップ5入り(全英5位)し、日本でも中ヒット、日本語ヴァージョンもある。翌年、アメリカでモンキーズという人工的なアイドル・ グループが誕生したが、彼等のテーマソング(モンキーズのテーマ)はこの曲を下敷きに作られたもの。 B面はブッカーTの「グリーン・オニオン」タイプのインスト曲で、ベースのフレーズだけ決めた即興演奏に近い
 
 
a) Over And Over
b) I'll Be Yours, My Love

Columbia DB 7644 Nov. 1965
 ボビー・デイの小ヒットナンバーをカヴァー。ほとんど前作とおなじスタイル。キャッチーでほとんどAメロだけの軽い曲だが、タカッタカッという固いスネアドラムの音が印象的な、これ以上はないほどDC5サウンドに仕上がっている。イギリスではやっとランクイン(45位)だが、アメリカでは唯一のNo.1に輝いている。B面はソウル・バラード風の名曲
 
 
a) Try Too Hard
b) All Night Long

Columbia DB 7863 May 1966
 トッテナム・ サウンドと呼ばれたDC5サウンドの完成品。 しかし米では11位のヒットだが、英ではノーランク。エニーウェイ・ユー・ウォント・イットをソフィスティケイトさせた感じのDC5の代表作。各パートがきちんと分化され、真夜中を疾走するようなドライブ感がある。筆者の意見では、最後のDC5サウンド の傑作・・・。B面はジャングル ・ビート風のワイルドなインスト。
  
a) Look Before You Leap
b) Please Tell Me Why

Columbia DB 7909 June 1966
 典型的なビート・サウンドの「グラッド〜」「エニー〜」「トライ・トゥー」と、軽めでハッピーな「キャッチ〜」「オーバー〜 」の中間的サウンドながら、重くごちゃごちゃした演奏が軽いポップなメロとアンバランスな感がする、一寸中途半端なナンバーで、クラーク、デビットソン作(50位)。B面はフォークっぽい素直なメロディーを持った、ワルツのナンバー。米ではA,B逆で、最高ランク28位だが、この辺りから米でのチャート・アクションも下降気味
a) Nineteen Days
b) I Need Love

Columbia DB 8028 Oct. 1966
 レニー・デビットソンがディストーションのきいたギターを聞かせるロックナンバー。いきなり飛び出すマイク・スミスのファルセットとギター以外なにもない平凡な曲。苦し紛れの一曲という感じがする。それでも米ではそこそこにヒットしているのは米での人気を物語っている。クラーク、ペイトン作。B面は、 DC5の好きなT〜♭V〜W〜Xのコード進行に簡単に歌詞を載せたアップテンポの即興に近い曲。
 
a) You Got What It Takes
b) Sitting Here Baby

Columbia DB 8152  Mar.1967
 マーブ・ジョンソンの1959年のヒット曲をカヴァー。ホーンセクションを加えスタックススタイルのR&Bに仕上ている。イギリスでは26位のヒット。アメリカでは久々のトップ10入りのヒットとなったが。最後のトップテンとなった。マイク・スミスの快唱が聞き物。B面はジャグタイプの曲で、リラックスした演奏、ヴォーカルが楽しめる。
 
 
a) Tabitha Twitchit
b) Man In the Pain-Stiped Suit

Columbia DB 8194 May 1967
 ホーンを生かしたキヤッチーなナンバー。 MOR系のソングライター・コンビ、レス・リード、バリー・メイソンの作品。前作からアメリカではR&Bタイプのブラスサウンドが続いたが、この曲はバブルガム・ミュージック的なムードがある。米では未発売だが、むしろ米の方がヒットしたようにも思えるのだが。B面は一寸こったアレンジで、最初の方のアルバム曲「キャン・アイ・ トラスト・ユー」に似たメロディー。
 
a) Everybody Knows
b) Concentration Baby

Columbia DB 8286 Nov. 1967
 前作と同じく、リード、メイソン作ののびのびとしたバラード・ナンバー。 ヴォーカルはレニー・デビットソン。マイク・スミスより歌唱力の劣るレニー・デビットソンだが、丁寧に歌っているのが好感が持て、朗々とした中に憂いのあるメロディーなど 、ヒットは必然的なものであるが、少なくともビート ・グループDC5としての魅力は?である。英では久々の大ヒット(2位)。B面はスタックス・サウンドをDC5風に仕上た感じ。マイク・スミスのハイピッチなヴォーカルが聞き所。
 
a) No One Can Break a Heart LikeYou
b) Don't Want My Loving

Columbia DB 8342 Feb 1968
 前作の大ヒットにより活動の場を本国に移し、二匹目のどじょうを狙った曲。カンツォーネにレス・リーが手を加え完全なMORナンバーとなっている。ストリング、マンドリンをバックに、レニー・デビットソン が甘く切なげなヴォーカルを聞かせるが、前作程のヒットとはならなかった(28位)。B面はヤード・バーズの『フ ォー・ユア・ラヴ』のようなコード進行のブルージーなスローナンバー。間奏で倍テンポになりデニス・ペ イトンのハーモニカがフィーチャーされる。
 
a) The Red Balloon
b) Maze of Love

Columbia DB 8465 Sep. 1968
「タバタ・トゥイッチ」タイプのホーンを生かした、2コードの簡単なメロの曲。抑揚のないレニーのヴォーカルをカヴァーするかのような、デイヴのバスドラムと勢いの良いマイクの掛け声が印象に残る。作者 のレイモンド・フロガットと競作となったが、DC5ヴァージョンがヒット、7位まで上がっている。B面はビ ートルズのサージェント・ペパーのようなファズ・ギターで始まる、サイケデリック色のあるナンバー。
 
a) Live In the Sky
b) Children

Columbia DB 8505 Oct. 1968
 サッカー・スタジアムの歓声をSEに使った、ポール・マッカートニーの作りそうな、ほのぼのとしたグッド・タイム調の作品。ベースラインもポール風。ここでもバスドラムのドンドンという響きと、マイク・スミスの掛け声が聞ける。クラーク・スミス作で、チャート・イン(38位)した最後のメンバーによるオリジナル作品。 B面は、女の子の声とフルートが、小鳥のさえずりのような効果をだしているソフトなナンバーだが、マイク・スミスのヴォーカルはパワフル。クラーク・ペイトン作。
 
a) The Mulberry Tree
b) Small Talk

Columbia DB 8545 Feb. 1969
 レッド・バルーンの続編のような、ハッピーなブラス・サウンド。ベースがオン気味に録音されており、サウンドの核となっている。マイク・スミスのヴォーカルも元気一杯。ビデオ「ビート・クラブ」に収録されている。B面は、ワン・リフをバックに、タイトルを歌うコーラス、マイクのややトーク調のソロ、ファルセッ トのスキャットの3パターンからなるガレージ風の曲。
 
a) Put a Little Love In Your Heart
b) 34-06

Columbia DB 8624 Oct.1969
 サーチャーズのヒット曲「ウォーク・イン・ザ・ルーム」などの作者である、女性シンガー・ソング・ライタージャッキー・デシャノンの69年のヒット曲をカヴァー。31位のヒット。B面は軽くストリングの入ったソフト・ロック。タイ トルを歌うサビで、ソフトなコーラスが聴ける。
 
a)Good Old Rock'n'Rool
b) Lucille,Reelin&Rockin / Memphis

Columbia DB 8638 Dec 1969.
 ジミ・ヘンがプロデュースしたキャット・マザースと競作の形となったオールド・ロックンロールのメドレー。イギリスではDC5盤が7位のヒット(貫録勝ち)。マイク・スミスのヴォーカルは健在で、きっちりまとまった メドレーにはなっているが、これぞDC5のサウンド! といったものが感じられないのが残念。矢沢永吉 のキャロルが、デビュー当時レパートリーに加えていて、TVでも演奏をしている。
 
a) Everybody Get Together
b) Darling I Love You

Columbia DB 8660 Mar. 1970
 ミディアムテンポの8ビートに、高音でうねるベースが印象的。DC5のビデオ「グラッド・オール・オーバー・アゲイン」でもラストに収録されていたが、黒人女性歌手のリードからの大合唱はDC5ファンなら 感涙物。しかし、事実上のラスト・ナンバーともいえる曲が、他人のヒット・ナンバーという点が寂しい。 (ヤング・ブラッドで1969年US5位、DC5盤は全英8位)。B面はパーシー・スレッジのソウル・スタンダード「男が女を愛す時」 風の曲。
 
a) Julia
b) Five By Five

Columbia DB 8681 Apr.1970
 90年代のJPOPのバラードにあるようなタイプの、ダイナミックなバラードで、ハモンド・オルガンとハ ンド・ベルが美しい、教会音楽風の佳曲。マイク・スミスのヴォーカルも感動的。クラーク・デビットソン作。B面は疾走感のあるインスト曲。タイトルから考えてメンバーが演奏していると思われるが、ペイトンの サックスがほとんど聞かれないのが寂しい。
 
a) Here Comes Summer
b) Break Down and Cry

Columbia DB 8689 July 1970
 ギターの8ビートカッティングにややウェットな音色のカントリー風のギターが乗っかる優良ポップ・ロックナンバー(全英44位)。ハスキー度の少ないスミスのヴォーカル、ビーチ・ボーイズ風のコーラス等、とてもDC5とは思えない。Jケラーの1959年の小ヒット曲。B面はスティーヴ・クロッパー風のギターが心地よい、プ ロコルハルムの「青い影」に似た曲。この頃のバラード・タイプの曲は、ソウルフル+MOR風なマイク・ スミスのヴォーカルの独壇場になっている。
 
a)More Good Old Rock 'n' Roll
b) One Night Lovin You/Lawdy Miss Clowdy

Columbia DB 8724 Oct. 1970
 グッド・オールド・ロックンロールの2番煎じだが、演奏は荒っぽく、曲のつなぎなどにやっつけ仕事的な雑な感じがある。チャートの差(34位)は、二番煎じということもあるが、出来栄えの差と思う。
 
a) Southern Man
b) If You Wanna See Me Cry

Columbia DB 8749 Dec.1970
 なんとDC5がニールヤングをカヴァー。パーカッションでラテン風の味付けをしたりそれなりのアレンジを施してはいるが、デイヴ・クラーク、マイク・スミス以外はスタジオ・ミュージシャンによる演奏と思われ、ディストーションサウンドで弾きまくるギター、エンディングのフリーキーな演奏など聞き所はあるが、DC5色はない。B面はオールドタイプの3連のR&Bバラード。マイク・スミスのシャウト気味のヴォーカ ルが聞き所。
 
a) Won't You Be My Lady
b) Into Your Life

Columbia DB 8791 July 1971
 ロックンロールタイプの8ビートのギター・コードカッティングがサウンドの核となる一寸ヘビーなロックンロール。サビがスリー・ドッグ・ナイトの『オールド・ファッションド・ラブ・ソング』に似ている。B面はノイ ジーなギターがなり止まぬ、とらえどころの無い曲。
 
a) Draggin' the Line
b) One Eyed, Blue Suited, Gun Totin' Man

Columbia DB 8834 Oct. 1971
a) Think of Me
b) Right Or Wrong
Columbia DB 8862 Feb. 1972 
a) Rub It In
b) I'm Sorry Baby

Columbia DB 8907 July 1972 
a) Sweet City Woman
b) Love Comes But Once
 
EMI 2013 Mar. 1973
a) Sha-Na-Na-Na-Hey-Hey"
b) I Don't Know

EMI 2082 Oct. 1973 
 
 
 
 
   
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