FILE36 : 華麗なるレスラー一族!パート3

 2007.5.18

 

 レスラー名鑑を製作する際に「あれ?このふたりは兄弟だったの?」などという驚きが多々ありました。そこで「華麗なるレスラー一族!」のリアル、ギミックも含めて紹介します。

家系図の見方

黒実線・・・血縁、破線・・・いとこ、甥、赤色・・・ギミック、青色・・・真偽不明

注意 :現時点で「本物」が定説であってもビジネス兄弟である可能性がありますのでお知りおきください。またメキシコ系のレスラーは親子が多いので、一部のみに限定しました。

 

 

 アントニオ・ロッカとのコンビでニューヨークで活躍したミグエル・ペレスの息子はその名もズバリ、ミグエル・ペレス・ジュニア。海外サイトを見ると、苗字が違うのだが・・・?

 

 

 国際プロレスに登場したカナダのベンチュラ兄弟。弟のサンザはマスクをかぶってインフェルノとして来日。非常によく似ており、混同されがちだったが、「昭和プロレスファイル28」で検証しているのでご覧いただきたい。

 

 

 イギリス出身のジェフ・ポーツの息子はフロリダで活躍したスコット・マギー。親子ともに猪木と闘った実績を持つ。

 

 

 ゴリラ男として太平洋岸で活躍した父は未来日に終わったが、息子のマット・ボーンは新日本プロレスに登場。

 

 

 「相手がワルツを踊れば私もワルツを踊り、ジルバを踊れば私もジルバを踊る」との名言を残したウォレンを頂点とするボックウィンクル一家。ニックはAWA世界王者に。次男のボブはロス・マットでレフェリーとして活躍。

 

 

 「腹筋世界一」というギミックで売り出したアンジェロ・ポッフォの息子はランディ・サベージとラニー・ポッフォ。2人の息子も親父の派手隙を受け継いだドハデな衣装でファンを愉しませた。

  

 

 カナダのノバスコシアで有名なマーチン兄弟。日本ではマーチンが本名だと紹介されていたが、コルミアーが本名のよう。長男でプロモータ兼レスラーのルディ・ケイはジャンルイス、次男のザ・ビーストはイヴォン、三男のレオ・バークはレオンス、四男のテリー・マーチンはロメオが本名である。

   

 

 ザ・コンバットの片割れマイク・マーテルの弟は後にAWA世界王座を獲得し、WWFでも活躍したリック・マーテル。国際プロレスにそろって来日したことがあった。

 

 

 往年の悪役フランキー・マードックの息子がディック・マードック。そのいとこがキラー・ブルックス。ちなみにアウトローズ時代のダスティー・ローデスはディックのオジという設定であった。

 

 

 これは疑いもなく血の繋がった双子。世界最大の双子としてテレビ番組にも多く出演し人気を呼んだ。

 

 

 東部で活躍したマクラリティ兄弟だが、親子説もある。ロイは日本プロレスに登場したが、ドンは未来日に終わった。

2009年追記:全く血縁がないとの情報もあり

 

 

 メキシコを代表するレスラー兄弟。一時期はサイケデリコが長男だとする説もあったが、最近ではマスカラスが長男と言うことで決着。ドス・カラスの息子はバーリトゥードに出場してファンを驚かせた。

  

 

 メキシコ出身のマタ兄弟。ロスではコンビで活躍。兄は来日したが期待はずれ。弟のカルロスはロスに藤波と戦い善戦して注目を集めたが、未来日に終わった。

 

 

 フロリダのデスマッチの名手ボリス・マレンコの息子は、ふたりともテクニシャン。弟のディーンはWCW、WWFでブレイク。兄のジョーはメキシコでカール・ゴッチ・ジュニアを名乗ったこともある。

  

 

 NWA世界ジュニア・ヘビー級王者になったケン・マンテルの弟はジョニー・マンテル。あまり兄弟でコンビを組むことはなかったようである。本名はルスク。

 

 

 東部一帯で猛威を振るったミラー3兄弟だが、次男のエドだけは血が繋がっていない他人であったといわれている。ビルもダンもマスクを好んでかぶっていたあたりは家系か?

 

 

 メイビアの娘婿がロッキー・ジョンソン。その間に出来たこともがザ・ロックである。

 

 

 元NWA世界ライトヘビー級王者で、イギリス出身のデーブ・モーガン(デル・ガーディ)の弟は新日本プロレスに登場したテリー・ルージ。写真を並べてみるとよく似ている?

 

 

 ジ・アラスカンズとして活躍したヨーク兄弟だが、これは全くの赤の他人。典型的なビジネス・ブラザーズであった。

  

 

 イギリス出身のスチーブ・ライトの息子はアメリカでも活躍したアレックス・ライト。UWFに登場したバーナード・ライトはスチーブの弟。カルガリーで活躍したモヒカン頭のオーソル・フォーリーがいとこと紹介されていたこともある。これが本当ならスチーブ・ライトとジョン・フォーリーもいとこという事になる。

 

 

 1950年代末にレジー(=クラッシャー写真左)とスタンの兄弟としてシカゴあたりで活躍したコンビ。写真を見てお分かりのとおり、スタンはスタンネルソンと同一人物である。リソワスキー兄弟時代は両者共にブロンドのロングヘアーがトレードマークであった。

 

 

 ジ・アサシンズの正体であるトーマス・リネストウの息子は、新日本プロレスに登場したインディアンレスラーのティム・トールツリーであった。

 

 

 WWFで活躍したビクター・リベラの弟は、全日本プロレスに来日経験のあるジョニー(ジョン)・リベラ。国際プロレスに登場したホセ・リベラ(全日本プロレスにはマスクト・ストラングラーとして登場)はビジネス・ブラザーのようである。

  

 

 国際プロレスにそろって来日したリンチ兄弟は赤の他人。ダニーが自分によく似たスティーブ・ハガティを弟に仕立てた偽兄弟である。

 

 

 デールとジンのルイス兄弟は、デールがスカウトしたジン・ペティを弟に仕立てた偽兄弟であった。

 

 

 日本でも有名なマーク・ルーインはドン・ルーインとの兄弟として有名だが、テッドという兄がおり実はルーイン3兄弟なのであった。

  

 

 ケベックで一大勢力をほこったルージョー一家。日本では初期の新日本プロレスとのパイプがあった。息子たちはケベッカーズとしてアメリカでも人気を博した。

    

 

 メキシコ出身でテキサス一帯で活躍したホセ・ロザリオの弟がサルバトーレ・ロザリオ。その息子はロスで活躍したマスクマンのザ・キッスである。

 

 

 テネシー地区で活躍したレン・ロッシーの息子は新日本プロレスに登場したジョニー・ロッシー。親子ともどもに本では全く評価を得られず。

 

 

 WWWFの中堅として活躍したジョニー・ロッズとホセ・エストラーダは実の兄弟であった。MSGではしばしばタッグを組んでいたが、当時は兄弟であることは公表していなかった。

 

 

 アマリロで活躍したリッキー・ロメロの息子3人は全てレスラーに。長男のジェイは若くして病死。弟たちが遺志を継いだ。