2002.5.13 upload
2024.11.7remix
スパイク・ヒューバーに見せた風車吊り! |
こちらはかけ方が違う。相手の足に注目 |
相手をロープに振りまずはベアハッグにとらえる |
そして相手の頭をわきの下に入れ・・・ | 逆ネルソンで相手の両腕をロック | そしてぐいぐいと締め上げる! |
いま(2002年当時)はノアでマイクパフォーマンスに明け暮れているラッシャー木村も、かつては国際プロレス最後のエースとして孤軍奮闘していた。その時のニックネームは「金網の鬼」。観客動員に貢献するべく、金網デスマッチを黙々とこなしたわけだ。 木村といえば、ブル・ファイターのイメージが強いが、実は多彩な技を使いこなす「オールラウンド・プレイヤー」であった。多くの秘密兵器を使っていたのだが、団体自体がマイナーになっていたために、ほとんど話題にならず、本人もその技でアピールしようという欲もなかったようで、彼が繰り出した秘密兵器は、本当に秘密に近い状態で現在にいたる。 そんなわけで、「回転足四の字固め」に続く、「ラッシャー木村の秘密兵器再評価シリーズ」第2弾は、国際プロレス末期の昭和55年に、数回披露した風車吊りを紹介したいと思う。 当時の木村のフィニッシュはブレンバスターからのバックドロップ、もしくは人間風車からの逆エビ固めだったが、この日繰り出したのが秘密兵器の風車吊りであった。写真をご覧になればお分かりのように、首と腕を同時に決めるという拷問技。おそらく、マッハ隼人あたりがルチャの技をアレンジして伝授したのか、当時頻繁に来日していたEMLL系のメキシカンが使ったのを見て覚えたのではないだろうか? だが、このような木村の努力にもかかわらず、国際プロレスは昭和56年に崩壊してしまう。「努力すれば報われる」というのは、プロレス界では通用しないのかもしれない。 |