2002.10.9 upload
2024.12.2 remix
これは単なるフットスタンプではない!やはり降下中のフォームが素晴らしい |
プロレスを見るものにとっては腹部への直接攻撃というのは非常にインパクトがある。それは我々素人でも「みぞおち」を痛打してうずくまった経験が少なからずあるからであろう。 この技の使い手の最右翼が、生傷男といわれたディック・アフィルスである。ブルーザーがトップロープから舞い降りる様を見ていただきたい。越中が律儀に足を揃え飛び降りていたのとは雲泥の差の迫力である。ダブルフット・スタンプも確かに迫力はあった。しかし、「スペクテーター・スポーツ」と呼ばれるプロレスの本質を考えるならば、金太郎のようなブルーザーの力をこもったフォームこそ「踏み潰し必殺技」の極みとはいえまいか? このような説得力のある技を使えるレスラーが少なくなったことは、非常に残念なことである。 |
レイ・スティーブンス | ペドロ・モラレス | スウィート・ウィリアムス |
この技の使い手はブルーザーのほかにペドロ・モラレスがいる。彼の場合この体勢からヒップドロップという技も持っていた。またレイ・スティーブンスもアトミックボムズ・アウェイの名人といわれたが、彼の場合は膝を落としており、厳密にいえばこれはダイビングニードロップである。 日本では馬場がジャイアント・フットスタンプということでトップロープからの踏み潰し技を使用していたが、馬場の場合は安全な着地に気をとられた(ファンの方ごめんなさい)かのようで、空中遊泳している間のフォームに工夫が見られない。 |