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   THE BEST OF THE NASHVILLE TEENS  
 
 
 
 

THE NASHVILLE TEENS
THE BEST OF THE NASHVILLE TEENS


UKEMI CDEMS 1474

お勧め度 ☆

1. Tobacco Road
2. Mona
3. TNT
4. Parchman farm
5. Need you
6. La Bamba
7. Bread and butter man
8. Google eye
9. Hoochie coochie man
10. How deep is the ocean
11. Find my way back home
12. Devil in law
13. Too much
14. Hurtin' inside
15. Like it like that
16. Searchin'
17. Soon forgotten
18. This little bird
19. I'm coming home
20. Hard way
21. Words
22. That's my woman
23. Lament of the Cherokee reservation Indian
24. Looking for you
 1993年の新譜のレビューです(笑)。ナッシュヴィル・ティーンズといえば、「タバコ・ロード」「ゴッグル・アイ」などで知られ、映画「ポップ・ギアー」でもこの2曲を演奏していることで知られる。まぁ、はっきり言えば「タバコ・ロード」だけの一発屋だともいえる。

 永らく彼らのCDはリリースされていなかったわけだが、1993年にようやく出たのがこのCDであった。ナッシュヴィル・ティーンズはDECCA所属のグループだっただけに、EMIからこのCDが出た時には首をひねったものだ。恐らく版権がややこしいことになっているのだろう。さて内容はタイトルどおり彼らのベスト盤だ。

 しかし待望のCD、しかもデジタルリマスターが行なわれているにもかかわらず、お勧め度は星ひとつだ。なぜかといえば目玉の「タバコ・ロード」のバージョンがネックになっているのである。この曲には2つのバージョンがあり、映画で使われていたバージョン(おそらくシングル・ヴァージョン)と、(おそらく)アルバム・ヴァージョンである。どちらがいいのかといえば、圧倒的にシングル・バージョンなのだ。気合の入り方が違うというか。(おそらく)アルバム・バージョンはどこか間延びしていて、「タバコ・ロード」の持ち味である緊張感のようなものがないのである。で、このベストCDに収録されているのは残念ながら(おそらく)アルバム・ヴァージョンなのである。勝った当時は2種類のバージョンがあるとはまったく知らなかったので、聞いてみて愕然とした。

 2000年にドイツのレパートワーがデジパック仕様で、アルバムにボーナストラックを追加したものをリリースしているが、これに収録されているヴァージョンはシングル・ヴァージョンか否かは確認していない。通常レパートワーはこういった場合、両方のテイクを収録することが多いのだが・・・。馬券を買うつもりで買ってみてください。