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THE DAVE CLARK FIVE
COAST TO COAST
/AMERICAN TOUR
Rock-In-Beat records
RB 032
お勧め度 ☆☆ |
Because Who Does He Think He Is Move
On Whenever You're Around I Want You Still Long Ago Come On
Over Blue Monday Somethimes Any Time You Want Love I Cried Over
You Ol' Sol Any Way You Want It I Can't Stop Loving You I Can't
Stand It What Is There To Say Everybody Knows Crying Over You Say
You Want Me When Don't You Know To Me It's Not True I Knew It All
The Time Concentration Baby Man In A Pin-Stipped
Suite Children Always Me
Southern Man |
ドイツの謎のレーベル「rock-in-beat」からリリースされたCDを紹介しよう。なんとデイヴ・クラーク・ファイヴ(以下DC5)のアメリカ盤オリジナル・アルバムと2in1で復刻してしまったマニア泣かせの嬉しいCDである。チープなジャケットのデザインから日本でも良く発売されているいんちきCDと同じくレコード盤起こしのひどい音質のものかと思ったら、これが驚いた事にそれ程悪くない音質で収録されているのだから2度おどろきである。この様なCDは本国イギリスやアメリカでは絶対に考えられないリリースである。しかしドイツは日本と同じくアメリカなどに比べて音楽著作権に対する認識が非常に薄い国だと言われており、そのような状況であるからこそリリースされたCDと言えるのだが、一体この音源はどこから入手したものか?ずばりアメリカ盤の盤起こしでした。何曲か針飛びしております(涙)。
肝心の収録曲は前述したようにアメリカでの発売権を持っていたEPICがリリースした編集盤アルバム2枚をカップリングしさらにボーナス・トラックを追加したものである。驚くべきことにアメリカのサード・アルバムである「American
Tour」(LN24117=64年リリース)も、4枚目の「Coast to coast」(LN24128=65年リリース)も収録曲はすべてオリジナル曲であるという点である。恥ずかしながら筆者はこの事実に今回初めて気づいた。「ビコーズ」「エニーウェイ・ユー・ウォント・イット」「忘れ得ぬ君」といったヒット曲のほかにも「sometimes」などは隠れた名曲として小生のフェバリットでもある。またボーナストラックには「僕は何でも知っている」「縞の背広の男」など入手困難な音源も含まれているのででひお勧めしたいのだが、この「rock-in-beat」という会社、はたして正規レーベルか海賊レーベルか判然としておらず、供給が非常に不安定で、日本のレコード店頭にあまり並んでいないのが残念。ただし「rock-in-beat」の公式ホームページで通信販売しているみたいですが、トラブルの責任は負いかねます。しかしこのHPを見て驚いた事にDC5の66年までのEPIC盤アルバムをパーフェクトにリイシューしてるんだよね。ほかにもホリーズのレアトラックとかこれからもカタログ数は飛躍的に伸びそうなので要チェックです。
【2010年追記】
現在は入手困難。右欄のベスト盤ぐらいしか彼らの音源を聞くことができるソフトはない |