英国西部・南部ヘビー級選手権
タイトルのあらまし 英国西部ヘビー級選手権はトニー・チャールスからグレート草津が奪った、国際プロレスにとって初めてのシングルタイトルであり、南部タイトルはこの西部タイトルとのダブル・タイトル・マッチでブル・デービスから獲得したものである。 **田辺さんからの情報** 私が中心的に使ってる資料「Wrestling
Title Histories」によりますと、英国では実際に「地方」タイトルが存在しました。Northern
Area、Western Area、Southern Area、Eastern Areaといった具合で、ヘビー級にはこれら全てのタイトルがありました。 |
歴代王者 正式にイギリスで認定されていたかは不明。 英国西部ヘビー級選手権 1.トニー・チャールス、2.グレート草津 英国南部ヘビー級選手権 1.ブル・デービス、2.グレート草津 |
国内タイトル戦一覧 (左が選手権保持者) |
英国西部ヘビー級選手権 43年4月7日 姫路市手柄山厚生会館 61分3本勝負 日・欧チャンピオン決戦シリーズ ● トニー・チャールス (1−2) グレート草津 ○ チャールス(体固め 12分55秒) 草津(体固め 6分11秒) 草津(反則勝ち 4分35秒) クリーンファイターのチャールスがまさかの反則負け。しかも国際プロルールでは反則では王座の移動がないはずなのに草津が王座を獲得してしまった。 |
英国西部ヘビー級選手権 43年4月8日 岩国市体育館 61分3本勝負 日・欧チャンピオン決戦シリーズ ○ グレート草津 (2−1) トニー・チャールス ● 草津(回転エビ固め 12分55秒) チャールス(体固め 5分35秒) 草津(原爆固め 2分20秒) |
英国西部ヘビー級選手権 43年5月25日 札幌中島スポーツセンター 61分3本勝負 ワールド選抜シリーズ ○ グレート草津 (2−1) アルバート・ウォール● 草津(体固め 25秒) ウォール(体固め 9分7秒) 草津(逆さ押え込み 9分15秒) |
英国西部ヘビー級選手権 43年6月22日 岩国市体育館 61分3本勝負 ビッグ・サマー・シリーズ ○ グレート草津 (2−0) ジョン・コックス ● 草津(エビ固め 10分24秒) 草津(足4の字固め 9分40秒) |
英国西部・南部両ヘビー級選手権 43年9月11日 横浜スカイホール 61分3本勝負 ワールド・サマー・シリーズ ○ グレート草津 (2−0) ブル・デービス ● 草津(足4の字固め 8分22秒) 草津(足4の字固め 1分16秒) 草津が2冠王に。しかし2本とも4の字固めとは珍しい試合だ。 |
英国西部ヘビー級選手権 43年10月15日 下館市青果市場前広場 61分3本勝負 ダイナマイト・シリーズ ○ グレート草津 (2−1) ミスター・ギロチン(ケンドー・ナガサキ) ● (両者リングアウト 12分55秒) 草津(4の字固め 1分16秒) |
英国西部・南部
両ヘビー級選手権 44年2月6日 小倉三萩野体育館 61分3本勝負 ビッグ・ウィンター・シリーズ ○ グレート草津 (2−0) ジョー・コルネリウス ● 草津(足4の字固め 16分20秒) 草津(足4の字固め 55秒) この次期の草津のフィニッシュは何とかの一つ覚えのように4の字固めが異常に多い。 |
英国西部ヘビー級選手権 44年6月7日 銚子体育館 61分3本勝負 ダイナマイト・シリーズ ○ グレート草津 (2−0) トニー・チャールス ● 草津(体固め 7分45秒) 草津(体固め 4分20秒) |
英国西部ヘビー級選手権 44年9月8日 広島県立体育館 時間無制限1本勝負 ロイヤル・シリーズ ○ グレート草津 (1−0) ワイルド・アンガス ● 草津(4の字固め 18分7秒) この試合を最後に王座封印 |