IWA世界ヘビー級選手権 パート2 (46〜47年)
ビッグ・ビル・ミラー | ストロング小林 |
国内タイトル戦一覧 (左が選手権保持者) |
46年1月10日 61分3本勝負
鹿屋市体育館 新春パイオニア・シリーズ △ サンダー杉山 (1−1) イワン・ブレストン △ ブレストン(体固め 22分18秒) 杉山(体固め 17分51秒) (両者リングアウト 8分7秒 ) イギリスの巨漢ブレストンの巨体をもてあました杉山はなんとか両者リングアウトに持ち込み引分けで7回目の防衛に成功。 |
46年1月24日 61分3本勝負
市原市体育館 新春パイオニア・シリーズ ○ サンダー杉山 (2−1) イワン・ブレストン ● |
46年2月27日 61分3本勝負
川崎市市民会館 AWAビッグ・ファイト・シリーズ ○ サンダー杉山 (1−0) マッドドッグ・バション |
46年3月2日
時間無制限1本勝負
北九州市小倉区体育館 AWAビッグ・ファイト・シリーズ ● サンダー杉山 (0−1) ビッグ・ビル・ミラー ○ |
46年6月19日 ミネソタ州でアメリカ遠征中のストロング小林がビル・ミラーを破り王座獲得。 |
46年7月6日 61分3本勝負
東京都体育館 ビッグ・サマー・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1) チャック・カルボ ● カルボ(反則勝ち 13分18秒 ) 小林(体固め 3分33秒 ) 小林(体固め 1分32秒) 小林の帰国第1戦はいきなりタイトルマッチ。相手は格下のカルボ。1本目は勢い余って反則負けを取られたが、2,3本目は実力差を見せ付けての楽勝。国内初防衛を果たした。 |
46年8月2日 61分1本勝負
東京 足立区体育館 ビッグ・サマー・シリーズ ○ ストロング小林 (14分32秒 体固め) ブラックジャック・ランザ ● ランザのマネージャー ボビー・ヒーナンのインターフェアに悩まされたが、最後はヒーナンを抱え上げランザめがけて投げつけふたりまとめてのフォール勝ちで国内2度目の防衛に成功。 |
46年9月14日 61分3本勝負
大阪府立体育会館 ダイナマイト・シリーズ ○ ストロング小林 (1−1) レッド・バスチェン ● 小林(体固め 21分12秒) バスチェン(体固め 28分18秒) (時間切れ引き分け) IWA世界タッグを獲得して絶好調のバスチェンは小林に一歩もひかず、時間切れ引き分けに持ち込む。決着は1週間後に持ち越された。 |
46年9月20日 61分3本勝負
福岡 九電記念体育館 ダイナマイト・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1) レッド・バスチェン ● 小林(体固め 15分34秒 ) バスチェン(体固め 11分47秒 ) 小林(体固め 2分18秒 ) 1週間前に引分けたバスチェンとの決着戦は、小林がブレンバスター、バックドロップの大技を駆使して完全決着。 |
46年11月12日 61分3本勝負
銚子市体育館 ビッグ・チャレンジ・シリーズ △ ストロング小林 (1−1) バロン・フォン・ラシク △ 小林(逆エビ固め 26分7秒) ラシク(ブレーンクロー 7分41秒) (両者ノックアウト 6分49秒) 1本目、ラシクがアマレス仕込みのテクニックで小林を翻弄。ねちっこい寝技で優勢に立つも、小林の強引な逆エビにギブアップ。2本目では、ラフ一辺倒に転じたラシクが鉄柱で小林の額を割り、最後はクローをかけたままトップロープ越しにエプロンの小林をリングに引き込むというエリックを意識したフィニッシュ。小林は無残に失神してしまい、ギブアップではなくレフェリーストップでラシクの勝ち。3本目に入ってもまだ朦朧としている小林に、ラシクは困ってしまいクローをかけたふりで回復を待つ。その気になればタイトルは取れたのでしょうが、ラシクは足元おぼつかない小林にバックドロップをかけさせ、トップロープを蹴る事で(何と挑戦者の方が)ダブルノックアウトにもっていった。(情報提供:北海道のK 様) |
46年12月2日 61分3本勝負
千葉県体育館 ビッグ・ウィンター・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)ジェリー・ブラウン ● 小林(10分41秒 背骨折り) ブラウン(1分41秒 体固め) 小林(6分45秒 体固め) |
46年12月12日 61分3本勝負
飯能市体育館 ビッグ・ウィンター・シリーズ ○ ストロング小林 (2−0)ダスティー・ローデス ● 小林(12分50秒 逆エビ固め) 小林(4分48秒 リングアウト) AWA地区のトップ・スター ローデスは難敵と思われたが、絶好調の小林はスタートから奪取を見せ、2本目も腰を痛めたローデスを場外に沈め初のストレート防衛を果たした。 |
47年1月6日 61分3本勝負
島原 新春パイオニア・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)ダン・ミラー ● 小林(体固め 11分43秒) ミラー(体固め 5分9秒) 小林(体固め 1分20秒) 兄のビル・ミラーの敵討ちに来日したダン・ミラーの挑戦を受けた小林はこれを軽く一蹴。47年度初防衛を綺麗に飾った。 |
47年1月17日 61分3本勝負
四日市 新春パイオニア・シリーズ △ ストロング小林 (1−1)カーチス・イヤウケヤ △ イヤウケヤ(体固め 12分18秒) 小林(反則勝ち 4分48秒) (両者カウントアウト 3分50秒) WWWF地区で活躍していたイヤウケヤを迎えての防衛戦は、イヤウケヤの反則攻撃に押されまり、やっとの思いでの引き分け。因縁をはらんだ両者は金網デスマッチで決着をつけることとなる。 |
47年1月27日
時間無制限 1本勝負 横浜文化体育館 新春パイオニア・シリーズ ○ ストロング小林 (KO 28分30秒)カーチス・イヤウケヤ ● 日本初の金網デスマッチによるタイトル・マッチ。前回の引き分け試合を不服とした両者の完全決着戦として行われた。両者大流血となるが、最後は小林がブレンバスター3連発でイヤウケヤを仕留めた。 |
47年2月1日 61分3本勝負
大阪府立体育会館 新春パイオニア・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)ローム・マスク ● 小林(体固め) ローム(体固め) 小林(逆エビ固め) このシリーズ4回目のIWA世界タイトルマッチはベテランのジルベール・ボワニーが正体のローム・マスクを迎えての防衛戦。ロームマスクの反則攻撃に苦しみながらも怪力殺法で防衛記録を10に伸ばした。 |
47年5月7日 61分3本勝負
旭川市体育館 ワールド選抜シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)バロン・フォン・ラシク ● 小林(逆エビ固め 21分12秒) ラシク(ブレーンクロー 7分11秒) 小林(体固め 3分16秒) 半年前の決着戦は、ワールドシリーズに優勝して絶好調の小林がラシクを撃破して完全決着を付けた。 |
47年7月19日 61分3本勝負
東京 板橋区体育館 ビッグ・サマー・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)ビッグ・ビル・ミラー ● ミラー(体固め 45秒) 小林(リングアウト 20分27秒) 小林(逆エビ固め 6分1秒) 前王者ビッグ・ビル・ミラーを迎えた1年越しのリターンマッチ。1本目はミラーの猛攻に秒殺されるが、ミラーのスタミナ切れをまって逆エビ固めに決めて見事返り討ちにした。 |
47年9月28日 61分3本勝負
小倉区三萩野体育館 ダイナマイト・シリーズ ○ ストロング小林 (1−1)ビル・ロビンソン ● ロビンソン(体固め 15分56秒) 小林(逆エビ固め 5分3秒) (両者リングアウト 4分51秒) 初代王者であるロビンソンを迎えての防衛戦は、やはりロビンソンにおされ、最後は両者リングアウトに持ち込み薄氷の防衛を果たす。 |
47年11月7日 61分3本勝負
宮城県営スポーツセンター ビッグ・ウィンター・シリーズ ○ ストロング小林 (2−1)レッド・バスチェン ● 小林(体固め 15分35秒) バスチェン(体固め 3分38秒) 小林(逆エビ固め 3分20秒) これまで2度タイトルマッチで対戦しているバスチェンを迎えての防衛戦だが、今回は1度でバスチェンと完全決着。この時期小林は逆エビ固めを好んでフィニッシュに用いていた。 |
47年11月28日
時間無制限1本勝負 静岡駿府会館 ビッグ・ウィンター・シリーズ ○ ストロング小林 (KO 19分21秒)クラッシャー・リソワスキー ● 国内2度目の金網デスマッチによるIWA世界選手権。クラッシャーの猛攻に完全に押されていたが、最後はエルボードロップの連発で何とかクラッシャーをカウントアウトに葬った。 |
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