未来日外国人レスラー名鑑 

 

サイレント・ロドリゲス SILENTO RODRIGUEZ
●静かなる男 ●183センチ、105キロ
●メキシコ出身(米・テキサス出身説もあり) ●メキシカン・バックブリーカー
●サウスイースタン・ヘビー
テキサスで活躍したメキシカンで、名前の通り耳と言葉に障害があった。しかしこのハンディにめげることなくトレーニングを積み、ペギー夫人をマネージャーにしスターの座を手に入れた奇跡の人。183センチとメキシカンにしては大柄で、日本に呼んでも通用していたのではないだろうか?

 

サングレ・チカナ SANGRE CHICANA
流血狼 175センチ、96キロ
1951年11月30日 メキシコ・ヌエボラレド出身
NWA世界ミドル、NWAインター・ジュニアヘビー、WWFライト・ヘビー、UWA世界Lヘビー
本名はアンドレス・デュラン・リチャールソンといい、少年時代はアメリカのシカゴで暮らしていた。サングレ・チカナとは混血という意味で、これはメキシコ人が嫌う言葉だという。デビュー当時は真っ赤なマスクをつけていたが、1977年にエル・コバルデ、フィッシュマンとのトライアングラー・マスカラで破れて素顔となる。このマスク・デザインは親友だったマッハ隼人に受けつがれている。素顔になってからは快進撃を続け、ナショナル・ミドル級、NWA世界ミドル級、1982年には大仁田からNWAインターナショナルJヘビー級を、翌年にはUWA世界ライト・ヘビー級、1989年にはWWFライト・ヘビー級と主要なタイトルを総なめにした。平成に入ってから来日したが、大仁田との因縁ができた時に、全日本プロレスに呼んでほしかったものである。

 

サンダーボルト・パターソン THUNDERBOLT PATTERSON
●黒い稲妻 ●184センチ、110キロ
●米・ジョージア州アトランタ出身(ニューヨーク州出身説もあり)
●WWA世界タッグ(ロス版)、ブラスナックル・ヘビー(アマリロ版、フロリダ版)、アメリカン・タッグ、フロリダ・ヘビー、ジョージア・タッグ、ジョージアTV

本名はジェラール・パターソン。プロモーターのポール・ジョーンズにスカウトされてプロレス入り。1960〜1970年代にかけて南部一体で悪役人気を獲得した。左目は義眼だが、これはテキサスでダスティ・ローデスト対戦した時に誤って、ボールペンを突き刺されたのが原因といわれている。アーニー・ラッドよりはやく王冠をかぶってリングに登場するギミックを使っていた。晩年はベビーフェイスに転向。日本に呼びたい外人レスラーの常連だったが、遂に来日せぬまま引退してしまった。

 

サンドカン SANDOKAN
●パナマの帝王 ●175センチ、86キロ
●1946年3月1日 パナマ・パナマシティ出身
●ナショナル・ライト、世界ウェルター、世界ミドル、ナショナル・タッグ、欧州認定世界ミドル

本名はオズワルド・エズピノザ。パナマの英雄的レスラーで国内では無敵を誇った。レネ・グアハルド、グラン浜田、アニバルといったメキシコから遠征したレスラーとも対戦。特にアニバルとの因縁は深く、1976年にマスクをはがされたが、1993年にアニバルのマスクをはがして復讐を果たした。あまりにも小さく、来日は果たせず。

 

サンバ・ラムンバ SAMBA LAMUMBA
1971年ごろにアーマン・ハッサンとのコンビで活躍していた黒人レスラー。経歴など詳しいデータは不明。