優勝者 ラッシャー木村

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日本リーグ争覇戦 昭和53年

参加16名がA、Bブロックに別れ総当たりの予選リーグを行ない、各ブロックの上位3名が決勝トーナメントに進出。予選をシードされたジャンボ鶴田、大木金太郎を加えた8人で決勝トーナメントを行なう。

参加選手

国際プロ : ラッシャー木村、マイティ井上、グレート草津、アニマル浜口、寺西勇、鶴見五郎
全日本プロ : ジャンボ鶴田(予選シード)、ロッキー羽田、グレート小鹿、大熊元司、ミスター・サクラダ
フリー : ミスター・ヒト、キム・ドク、石川隆志
韓国代表 : 大木金太郎(予選シード)、梁承揮
日系代表 : プロフェッサー・タナカ、ディーン・ホー

○フォール、ギブアップ勝ち、☆リングアウト勝ち、◇反則勝ち、□不戦勝 4点、△時間切れ引き分け 2点、
▲両者リングアウト 1点、あらゆる負け 0点

予選トーナメント(30分1本勝負)

 
※ Aブロックはタナカ、桜田、井上が決勝トーナメント進出、Bブロックは木村、ドク、ホーが決勝トーナメント進出。

決勝トーナメント(45分1本勝負)
大木、来日せず棄権したため、次点の石川が繰り上がり決勝トーナメント進出。

1回戦
○ 鶴田(回転エビ16分38秒)井上 ●
☆ 木村(リングアウト12分53秒)ドク ★
◇ タナカ(反則14分40秒)桜田 ◆
☆ ホー(リングアウト15分21秒)石川 ★

準決勝
◇ 田中(反則6分25秒)鶴田 ◆
○ 木村(片エビ固め7分56秒)ホー ●

3位決定戦 (11月30日 千葉公園体育館)
○ 鶴田(回転エビ11分20秒)ホー ●

決勝 (11月30日 千葉公園体育館)
○木村(片エビ固め11分5秒)田中●

ラッシャー木村が日本リーグ争覇戦に優勝。

解説
先に猪木とマツダが発表した「プレ日本選手権構想」に対抗するために、馬場、吉原両社長がその対抗策として開催したリーグ戦である。国際、全日本の所属レスラーはもちろん両団体よりのフリー選手、日系選手まで参加させており、メンバー的には申し分はないが、馬場が最初から参加の意志がなかった事と、大木が棄権に及んだ事は問題点として残った。このリーグ戦に優勝したラッシャー木村は吉原社長と共にプレ日本選手権決勝が行なわれる新日本プロのリングに乗り込み、プレ日本選手権優勝者との日本選手権試合の開催を迫ったが、猪木と木村による日本選手権者決定戦は行なわれる事はなかった。