2003.7.3

 

力道山のアメリカ・デビュー戦の相手とも戦っていたシクマ

 

 
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これはカリフォルニア州のヴィサリアなる町のシビック・オーディトリアムのプログラム。4月2日(土曜)9時10分試合開始とある。当時は1日3〜4試合という興行が多かったようである。

ここでキラー・シクマは力道山のアメリカでのデビュー戦の相手と戦っているのである。ご存知の方も多いと思うが、力道山のアメリカデビュー戦は昭和27(1952)年2月17日にホノルルでチーフ・リトル・ウルフを相手に行われたといわれている。そのウルフをシクマがカリフォルニアで戦っていたのである。プロレスにはこの手のつながりが非常に多いことを改めて思い知った。試合はメインエベントとして60分3本勝負で行われ、キラー・シクマは日本選手権者として紹介されている。

この日の興行にはシクマ、ウルフ以外にも興味深いレスラーが出場している。第一試合にご注目いただきたい。ハマナカ・マツゴなる選手が出場しているのである。プロフィールを見ると出身地はFreanoとあるが、カリフォルニアにあるFresnoの間違いだろうか?175ポンドということは約79キロ。恐らく日系人選手と思われるが・・・このように歴史に埋もれた日本人、日系人レスラーは多いのかもしれない。