ファイル42 これが噂の初代タイガーマスクだ!!

  2004.3.25

 

 今では「初代タイガーマスク」といえば、佐山タイガーのことを指すのが「常識」である。しかし佐山タイガーが登場する5年前にソウルで初代タイガーマスクがその巨体をマットの上に現していたことは、マニアなら知るところだが、その所大体が0マスクがどのようなスタイルだったかを記憶しているファンは意外と少ない。

 


大木の頭突きで悶絶!

 

 佐山サトルがタイガーマスクに変身する5年前、昭和51年6月18〜24日、大木金太郎が全日本プロレスの協力を得て韓国をサーキットしていた。このツアーのメインエベンターとして登場したのが初代タイガーマスクである。写真を見ていただければ分かるように、この初代タイガーマスクはかなりの巨体。佐山タイガーのような華麗な空中殺法を繰り出すはずとてなかった。その正体はサムソン・クツワダである。

 当時の韓国では「タイガーマスク」のアニメが放送され、爆発的な人気を呼んでいたという。その人気に当て込んで登場したのがクツワダ版タイガーマスクであった。この目論見は見事にヒットしこのサーキットは大成功に終わったという。しかしクツワダの被ったマスク、佐山タイガーのデビュー戦のものにそっくりである。