ファイル40 「若馬」ドリー・ファンク・ジュニアが見せた怪力デモ!

  2003.11.23

 

 今回は昭和44年に初来日を果たした時のNWA世界王者ドリー・ファンク・ジュニアがマスコミに公開した怪力デモンストレーションを紹介します。静岡から広島に向かう列車の食堂車に集まったマスコミの前でジュニアが見せたデモンストレーションとは・・・?

 

   
まるで教師のような風貌   まず間のつなぎ目に指を食い込ませる   とたんにビールがあふれ出す!

 

 ドリー・ファンク・ジュニアといえば、昭和プロレス屈指のテクニシャンとして知られているが、そのジュニアが初来日の際に公開したのが缶ビールつぶしである。当時の缶ビールは今のようにアルミ製ではなく、スチール製であった。しかも中にはビールが充満している。これを握りつぶすというのは相当な握力が必要だということは想像に安い。

 当時世界の最高峰にあったジュニアに対する評価は「短命王者だろう」とか「風格がない」などなど・・・まだまだ偉大な王者としては認められていない次期にあった。「優男」をさえ言われたジュニアが見せた怪力パフォーマンスには、このような評価への牽制もあったかもしれない。

 

 
今度か横から押しつぶす   後方で見守る沖シキナの表情に注目!

 

 余裕の笑顔を浮かべたジュニアはいとも簡単にスチール缶を握りつぶしてしまった。やはり世界王者にまでなる男である。見た目はインテリ風でも、常人とは桁違いの怪力を持っているという頃をアピールしたわけだ。これが本来のレスラーの姿ではないだろうか?後ろで見守るオキシキナも「レスラーならこれぐらい当たり前だよ!」とでも言いたげの表情である。

 「。レスラーは雲の上の存在でなければならない」とアンドレ・ザ・ジャイアントは語ったという。「いい人」ぶりをテレビで無防備に露見してしまう平成のレスラー諸君には、改めてレスラーとしてのマスコミへのスタンスを考え直してほしいと思う。