ファイル39 発掘!ラッシャー木村のサンボ特訓
2003.11.1
ビクトル古賀氏の指導を受ける国際プロレスの面々 | 八田一郎氏の顔も見える |
昭和51年2月20日、新宿のスポーツ会館でジャンボ鶴田戦を控えたラッシャー木村以下国際プロレスの所属レスラーが国際サンボ選手権に出場する日本選手の合宿に参加し、総帥のビクトル古賀氏からサンボのテクニックを伝授された。 新日本プロレスで飯塚や馳がサンボ殺法を公開した20年近く前にラッシャー木村はビクトル式回転膝十字固めをマスターしていたのである!しかし国際プロレスの面々は、このサンボ特訓の成果を実践でアピールして使うことはほとんどなかった。やはり時代を先取りしすぎていたのだろうか・・・。 |
これがビクトル式回転膝十字固め!(昭和55年) |
寺西の膝十字が木村に決まる(昭和51年) | アキレス腱固め!(昭和55年) | 腕十字固め!(昭和55年) |
木村はこの後も、サンボの特訓を続けていたようで、昭和55年の月刊プロレスでは「私のとっておきトレーニング法」というコーナーでサンボ・トレーニングを披露している。ここで木村はアキレス腱固め、腕十字固め、ビクトル式回転膝十字固めを公開。サンボを体得していたのだから、ラッシャー木村もUWFに残留して、サンボ殺法で前田日明や藤原嘉明といったゴッチの弟子たちに対抗してほしかったなぁ。と思うのは私だけだろうか? |