FILE34 : 華麗なるレスラー一族!パート1
2007/5/3
レスラー名鑑を製作する際に「あれ?このふたりは兄弟だったの?」などという驚きが多々ありました。そこで「華麗なるレスラー一族!」のリアル、ギミックも含めて紹介します。 家系図の見方 黒実線・・・血縁、破線・・・いとこ、甥、赤色・・・ギミック、青色・・・真偽不明 注意 :現時点で「本物」が定説であってもビジネス兄弟である可能性がありますのでお知りおきください。またメキシコ系のレスラーは親子が多いので、一部のみに限定しました。 |
スーパー・デストロイヤー1号、2号として来日経験のあるアーウィン兄弟。兄のスコットはエリック・ランバージャックとしてWWWF世界タッグ王座も獲得した。
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南東部の名門アームストロング一家。やや線が細く、玄人好みのタイプが多かった。本名はアームストロングではなく、ジェームス。 |
スコットランド出身の怪奇派アンガスの息子はなんとハンサムな技巧派のスティーブ・ケーシーであった。
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左からジン、オレイ、ラーズ、アーンの4兄弟。血縁は全くない。オレイはロック・ロゴスキーのリングネームでAWA地区で時期世界チャンピオンとして期待を集めた有望株だったが、ジンに口説かれてアンダーソン兄弟となる。三男のラーズはラリー・ハイニエミといい、アマレスの強豪だったがやはりジーンに口説かれてアンダーソンを名乗る。アーンはオレイがスカウトしてアンダーソンを名乗るようになった。
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ブラックジャック・マリガン(=ボブ・ウィンダム)を頂点とするウィンダム一家。まずマリガン(ボブ・ウィンダム)の息子がバリーとケンドール。マイク・ロトンドは娘婿。
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アメリカでも最大のプロレス一族。ロン・フラー、ジム・ゴールデン、リッキー・フィールズは来日したが、日本にはなじみが薄いレスラーが多い。 写真上段左からバディ・フラー、ロン・フラー、ロバート・フラー、ジム・ゴールデン、下段左からレス・ウェルシュ、ジャッキー・ウェルシュ、リッキー・フィールズ |
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アニマル・ウォリアー、ジョニー・エース、ザ・ターミネーターの3兄弟。本名はそれぞれジョー・ロリアンティニス、ジョニー・ロリアンティニス、マーク・ロリアンティニス。
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60年代に兄弟と言う触れ込みで活躍したフリッツとワルドーはビジネス・ブラザーズ。フリッツの5人の息子はレスラーになったものの、ケビン以外は非業の死を遂げる。エリック兄弟のいとことして登場したランス・フォン・エリックはワルドーの息子とのふれこみだったが血縁関係はなかった。 | |
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レバノン出身の軟体兄弟。双子だけあってそっくりである。 |
中西部地区で活躍したオーツ兄弟は正真正銘本物の兄弟。全日本プロレスに来日した際には、アジア・タッグ選手権を獲得している実力のある兄弟であった。 |
フロリダを中心に全米で活躍したオートン一家。長男のオートン・ジュニアは大成したが、次男のバリーは今ひとつ。ジュニアの息子ランディはWWEで活躍。 |
中西部、南部で悪名をとどろかせたテリー、ロニー、ジムのガービン兄弟は全く血縁関係がなかった。テリーの本名はテリー・ジョヤル、ロニーがロジャー・バーンズ、ジムはジミー・ウィリアムス。しかしややこしいのはジムはロニーの妻の連れ子であるという事実。兄弟ではなく親子なのであった。
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弟のジャッキーは新日本プロレスに一度だけやってきたレスラーで、エドワードとの血縁関係に関しては疑問の声があったが、ジャッキーは一時期、エドワード・カーペンティアの本名と同じウィッツ姓を名乗ってファイとしていた時期が合ったことや、顔立ちも似ていることから、本物の兄弟である可能性は高い。
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カナダやアメリカ南部で活躍したキューバ・ゲリラ・ギミックのタッグコンビ。どうやら本物の兄弟のようである。テレビではコステロ兄弟と紹介されていたが、カスティーヨが正しい発音のようである。
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AWAの帝王であるバーン・ガニアとその息子のグレッグ・ガニア。AWAの帝王の座はグレッグに引き継がれることはついになかった。 |
これは知る人ぞ知る兄弟。世界最強タッグにチキがグレート・カマタを名乗って兄弟で参加するとの情報もあったが実現はしなかった。
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大悪党ブル・カリーを頂点とするカリー一家。息子のフレッドはブルとは全く違うハンサムでクリーンな正統派だった。フレッドの息子もロケット・カリーもしくはフレッド・カリー・ジュニアのリングネームでリングに上がっている。 http://www.wrestlingclassics.com/currys/
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カナダ、バンクーバーを拠点とするキニスキー一家。父親はNWA、AWAの世界王座に君臨した唯一の男となったが、2人の息子たちは大成しなかった。
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テネシーなどで活躍したギブソン兄弟。兄弟コンビとしての活躍は短く、弟のロバートはリック・モートンとのロックン・ロール・エキスプレスで全米的な人気を得た。リッキーは2006年9月に亡くなっている。
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テネシーなどで活躍したトミー・ギルバートを頂点とするギルバート一家。息子のエディ、ダグ(ザ・プロフェッショナルの正体として有名なダグ・ギルバートとは別人)はマスクマンとしても活躍した。トミーは日本ではジョニー・スターを名乗った。
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プロレス史上最も成功したギミック・ブラザーズはこのグラハム兄弟ではないだろうか? 4兄弟はそれぞで全くの別人。ジェリー・ジュニアがデビューしているが、血縁関係は不明。マイク・グラハムはエディの実子であることは間違いない。
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これはマニアックな兄弟。アメリカでも兄弟であることは公表していなかったのか、兄弟対決が記録に残っている。
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こテネシー一帯で「ヘブンリー・ボディーズ」として活躍したグリーン兄弟。一応リアル兄弟だとは思うのだが、確証はない。
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ザ・ビジランテス、ザ・ヒッピースの正体で、史上最弱の兄弟コンビと言われたのが、このクリスティー兄弟。本当の兄弟かどうかは不明である。
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日本でよく知られているジャック・クレイボーン(エディ・モロー)は2代目、初代は父親で、弟は稲妻二郎ことジェリー・モローである。
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新日本プロレスに留学生としてやってきたパット・タナカはデューク・ケオムカ(本名は田中久雄)の三男であった。長男のジミー・タナカはレフェリーとして全日本プロレスに登場している。
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テキサス州エルパソを本拠にしたゴリー・ゲレロを頂点としたゲレロ一家。チャボの息子もWWEで活躍しており、親子3代のレスリング・ファミリーとなった。
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これも渋い兄弟チーム。元々はバンクーバー出身らしいが、兄のジェリーがファンク一家の番頭格だったこともあって、テキサスで活躍した。
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ルディとウルフガングのサトルスキー親子。ルディはアメリカでバーバリアンボーイズとして一世を風靡したが、ウルフガングはヨーロッパから出ることはなかった。
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アファとシカのアノアイ兄弟(ジ・アイランダーズ、2代目サモアンズ)を頂点とするファミリー。ワイルド・サモアン、グレート・コキーナ(ヨコヅナ)、トンガ・キッドはそれぞれ甥に当たる。
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ブルーノの実子デビットは大成せず。トニー・プグリシーはブルーノのいとことして売り出したが、これはギミックであった。
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ザ・シークの甥がサブゥであることは有名だが、息子がキャプテン・エド・ジョージなるリングネームでレスラーとしてリングに上がっていたことを知るファンは少ないのではないか?
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日本プロレスの黎明期に登場したシャープ兄弟。マイクの息子のマイク・シャープ・ジュニア。ジュニアは父親兄弟ほど大成はしなかった。
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インド最強のレスラーといわれたダラ・シンとその弟サーダラ・シン。昭和46年に国際プロレスに登場したアジェット・シンは心境代の末弟と自称していたが・・・あまりにも弱かった。
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新日本プロレスを席巻したタイガー・ジェット・シン。そのジェット・シンの弟という触れ込みでやってきたのが、ファザール・シンだがあまりにも弱かった。血縁関係は不明。ジェット・シンの息子がタイガー・アリ・シンのリングネームでリングに上がっている。
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