コンデ・コマ Conde Koma
  ■ニックネーム:伯爵
■本名:前田光世
身長・体重:166センチ、94キロ
生年月日:1878年12月18日(1941年11月28日没 )
■出身地: 青森県弘前市出身
得意技:柔道殺法
■主要タイトル:なし
■所属団体:フリー
 
 漫画にもなったので、ご存知の方も多いだろう。コマの場合は、レスラーというよりもプロ柔術家と呼ぶべきかもしれない。

 講道館の柔道特使として渡米。試合のほとんどは柔道着でリングに上がり、異種格闘技戦のようなことをやっていたという。しかし明治41年(1908年)にはロンドンで行われた「世界レスリング選手権大会」に出場。ミドル級で準決勝進出、ヘビー級で2位になる好成績を収め、この年、スペインの伯爵号である「コンデ」を授与されている。

 大正14年(1915年)には、ブラジルに遠征。ここでガスタオン・グレイシーに柔術の手ほどきをしたが、これがグレイシー柔術の元祖である。コマはブラジルに帰化。昭和16年に帰らぬ人となり、柔道を広めた実績が評価されて講道館より七段を授与された。