日本のファンが接したNWAは、1949年に統一されたいわゆる新・NWAである。チャンピオン・ベルトについては、歴代王者が個人で作成していたように思われるが、固定化された最初のベルトは、いわゆる「テーズ・ベルト」の様である。
特徴は中央のプレートの上部に王冠が付いている点。これが、WWA世界ヘビーやインターナショナル・ヘビーなど、類似したデザインのベルトとは異なる。1940年に旧・NWA世界王者になったレイ・スチールがこのベルトを巻いた写真も残っているので、それ以前からベルトは存在していたと思われる。 |