昭和33年8月28日にロサンゼルスのオリンピック・オーデトリアムでルー・テーズを破ってインターナショナル選手権を獲得し凱旋帰国した力道山だったが、その手にはチャンピオン・ベルトはなかった。それもそのはず、この試合はノンタイトル戦だったという説が有力なのである。
力道山は日本でインターナショナル選手権の防衛戦を行うにあたり、ルー・テーズのNWA世界ヘビー級ベルをを模したベルトを日本で作ったのである。そのベルトは鉄製で非常に重く、オリジナルのテーズ・ベルトよりも一回り以上大きくごつい仕上がりになっていた。 |