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ジェリーとペイスメーカーズ日本盤ディスコグラフィー | |||||||
a) 恋は美しく She's The Only Girl For Me (Marsden) 2'28" b) アイル・ウェイト・フォー・ユー I'll Wait For You (Marsden) 2'08"0" |
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発売元:東芝音楽工業株式会社 レーベル:Odeon レコード番号:OR1278 発売年:1965年6月15日 解説:橘忍 定価:370円 録音:モノーラル レア度 : ☆☆☆☆ ペイスメーカーズにとって初めての日本オリジナル編集のシングルで、映画のサウンドトラック盤ということで発売されていた。この時点ではサントラ盤のアルバムは発売されていなかったので、シングル・カットではなくアルバムからの先行発売という形になっている。しかしこの曲をシングルで出そうとした東芝の担当者のセンスは素晴らしすぎる! A面はジェリーの作品で、アコースティックギターをフィーチュアしたバラード。1964年3月20日にレコーディングされた。映画では恋人と喧嘩した後のシーンで、ジェリーがギターの弾き語りが使われている。 B面もジェリーが書いたオリジナル曲。底抜けに明るいポップナンバー。イギリスでも人気があるのかベスト盤のCDに収録されることもしばしば。映画ではファンに囲まれるシーンで演奏している。1964年5月28日にレコーディングされた。 解説は橘忍氏によるもので、映画のことやペイスメーカーズの歴史とパーソナル・データで構成されている。このシングルはほとんど売れなかったようで、彼らのシングルの中ではもっともレアなものになっている。スリーブの裏面には当時東芝音工が行っていた「ビートルズに続くリヴァプールのエースは誰か?」と題した人気投票の応募用紙が印刷されている。赤盤の存在は未確認。 さて、このシングルは映画「マージー河のフェリー・ボート」サウンド・トラック盤としてリリースされたが、肝心の映画のほうは日本では劇場公開されなかった。サントラ盤のアルバムもリリースされたので、上映の予定はあったのかもしれない。一説にはテレビで放送されたとの情報もある。さらに不思議なのは、この映画が一度もソフト化されていないという点である。ジェリーも生前に理由はわからないと証言していたが、フィルムは現存しているようである。アメリカの映像ブート業者がVHS、DVDを販売しているが、これは家庭用のフィルムをテレシネしたものだといわれている。なぜソフト化されないかの理由ははっきりしないが、劇中でレス・チャドウィックがヒトラーのマネをするシーンがあり、これが引っかかっているという説もある。もしこの説が原因なのであれば、ストーリーにはまったく関係のないシーンなので、別の映像を差し替えてでもソフト化、もしくは配信をしてほしいものである。 |
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