ボストン・クラブス日本盤ディスコグラフィー | |||||||
a) 悲しき叫びのブルース As Long I Have You (Elgin-Ragovoy) 2'51" b) アリー・ウープ Alley Oop (Dallas Frazier) 3'12"0" |
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発売元:東芝音楽工業株式会社 レーベル:Odeon レコード番号:OR1448 発売年:1966年2月5日 解説:片桐和子 定価:370円 録音:モノーラル レア度 : ☆☆☆☆ ボストン・クラブスは3名が学生(ケンブリッジ大学1名、ロンドン大学2名)という5人組。プロレス・ファンならグループ名をみたら「逆エビ固め」を思い浮かべるだろう。まぁ、それはいいとして・・・ A面の「悲しき叫びのブルース」は、ボブ・エルジンとジェリー・ラゴボイの作品。この曲はガーネット・ミムズがオリジナルで1964年にリリースした同名アルバムに収録されたがシングル発売はなし。フランスで1965年にシングル盤がリリースされた。日本では尾藤イサオが1965年2月にカバー盤をリリースした。このようなマニアックな曲を所属歌手にカバーさせる当時の東芝音楽工業のディレクターのセンスはすごい。恐らく担当社者は漣健司こと草野昌一氏の実弟である草野浩二氏であろう。彼が大滝詠一のスピーチバルーンに出演した際に「英EMIから送ってこられたマスターを聴いて選曲していた。専属の作詞家、作曲家が少なかったのでカバーを中心にせざるを得なかった」と当時の事情を証言している。 ボストン・クラブスは1965年8月にシングルとしてリリースしたがヒットには至らず。ミムズのオリジナルをほぼ忠実にカバーしている。このような超マイナーなグループのヒットしていないシングルをなぜリリースしたのかは不明である。 B面はダラス・フレイザーの作品で当時人気のあった原始人を題材にした新聞漫画の主人公を題材にしたノヴェルティ・ソング。ハリウッド・アーガイルズが1960年にリリースし全米第1位の大ヒットになった。ビーチ・ボーイズもアルバム「パーティ!」でカバーしている。ボストン・クラブスは原曲よりアップテンポにアレンジしている。 赤盤も存在する(赤盤のみの可能性もあり)。オークションなどでもめったに見かけないレア盤。 |
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